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薄毛とは

そもそも「毛」とはたくさんのケラチンを含んだ表皮が変化したもので 手のひら、足裏、唇など以外の場所にほぼ全身に生えています。 薄毛とは、様々な影響で毛髪が抜け落ちてしまうために、頭部が薄くなった 状態の事です。 毛髪は一定の周期で生え変わります。これを「毛周期」とか「ヘアサイクル」 と言い 「成長期(日々髪が成長する)」→「退化期(成長が弱まる)」→「休止期 (成長が止まり抜ける)」 という様な3つの期間があり、これを約4~7年かけて繰り返すと言われています。 また、毛髪は1本1本独立した周期を持っていますが、男性では約15~20才 女性では約20~25才位を過ぎた頃から、だんだんと成長期よりも休止期の方が 長くなって行くようです。 薄毛のほとんどは、このサイクルが何かの影響で短くなり、完全に髪が成長する 前に抜け落ちてしまうと言われています。ですから、髪が成長した硬い毛になる 前の柔らかい軟毛の内に抜けてしまい、細い毛ばかりが目立つようになるため 薄毛という状態になってしまうのです。 また、「抜け毛」と「薄毛」は関係していると思われがちですが、この2つには 関連性がないとされ、先のヘアサイクルにより毎日最高で約100本程は抜け落ちる と言われています。


薄毛の種類

ここでは、薄毛及び脱毛症などの種類を紹介します。

男性では「M型、O型、U型」の3タイプが代表的と言われます。

【M型】
前頭部のそり込み部位から徐々に、M字形に後退して行くタイプです。 中央部には髪が生えているため、気づきずらいと言われます。

【O型】
頭頂部位からO字形に髪が細くなり、抜けていくタイプです。

【U型】
おでこの中心から、上にU字形に後退して行くタイプで、左右と 後頭部には髪が生えています。

その他でよくみられるものは以下のとおりです。

【脂漏性・批糠せい(しろうせい・ひこうせい)脱毛症】
頭皮の皮脂が過剰だったり、フケなどが毛穴などに詰まって菌の 繁殖及び炎症などを引き起こすためと言われます。 また、遺伝的体質やホルモンの異常、食生活なども原因とされ 男性型脱毛の前兆とも言われています。

【男性型脱毛症】
男性が20代の頃から、特定部位(頭頂部位など)が薄くなって行く タイプで、遺伝的体質や「テストステロン」など男性ホルモンの 分泌異常が主な原因と言われます。

【円形脱毛症】
このタイプは、性別、年齢、部位に関係なく、突発的に発生すると 言います。多くはストレス過多で起きる事が多いようですが、 最近では、遺伝的要素や無理なダイエットなどによりホルモンの バランスが乱れたり、また自己免疫疾患なども関与していると 言われています。約半年~1年程で完治するようですが 放置しておくと髪が生えなくなる事もあると言われていますから 注意が必要です。

【産後脱毛症】
女性は出産が近くなると、ホルモン分泌が活発になり髪の成長期が 長くなります。そして出産後に休止期に入るため、それまでの髪が 一斉に生え変わろうとします。ですから、産後では髪が抜けやすく なるのです。約2~6ヶ月程抜け毛が目立ちますが、1年程で 元に戻ると言われます。しかし、不自然な抜け方などする時には 医師に相談するのが望ましいようです。

【その他】
その他では、最近女性だけに関わらず、無理なダイェッとなどにより 栄養不足になり、髪に栄養が行き渡らず、「細毛」や「脱毛」が 増えていると聞きます。髪は前述のとおりケラチンなどのタンパク質 が主ですから、食生活でもバランス良く摂る事が大切です。


薄毛の原因

薄毛の原因は主に「男性ホルモンの影響」「遺伝的要素」「過度のストレス」 「食生活の影響」などか関わっていると言われています。

【男性ホルモンなど】
先の男性ホルモンのひとつである「テストステロン」は精巣で作られ、 第2次性長期を発現させたりと大切なホルモンです。これが、過剰で あると発毛に影響されると言われています。このホルモンは変換酵素に より「デヒドロテストステロン」という強いホルモンになります。 これが毛母細胞のタンパク合成を抑制する事により発毛がスムーズに 行かなくなると言われています。

【遺伝的要素】
よく「親が髪薄いと・・・」などと聞きます。確かに薄毛などは 遺伝的要素が強いと言われていますが、しかしこれは薄毛が 遺伝するのでなく、先のホルモンバランスの体質が遺伝するためだと 言われています。ですから必ずしも親が薄毛だからといって 自分も薄毛になるとは限らないようです。

【過度のストレスなど】
過度のストレスなど精神的要素は、髪に限らず全ての疾患に対して起因と なります。髪の場合では良く「気苦労が絶えなくて白髪が・・・」 などとよく聞きますが、それだけ髪とストレスは関係しているのです。 これは、ストレスなどからのホルモンバランスや代謝の乱れや 過緊張により、筋及び血管が収縮し毛根部位に栄養が行き渡らなく なるのではと言われています。 言うまでもなく円形脱毛症などは、ストレスが1番の原因のようです。

【食生活など】
これも、全ての疾患予防につながる事ですが、食生活などはバランスを 考えて摂るようにしましょう。ひとつのものではなく、ミネラルやビタミン も積極的に摂る事が大切です。脂質や肉類の食べすぎは、コレステロール が増加し、血液が流れにくくなるため頭皮の栄養不足を招くと言われます。 アルコール類は、ほどほどであれば問題ないとされますが、たばこなどは 血管収縮作用があるため、避けた方がいいでしょう。 また、昼夜逆の様な生活も良くなく、髪は夜に育ち睡眠中に皮膚などと共に 傷ついた部位を修復していくと言われています。

【その他】
その他の原因では、一般のシャンプーなどは細胞に悪影響を与える成分を 含んでいるものもあるので、使用の際は充分すすぎ流す事が大切です。 また仕事上、長時間ヘルメットや帽子などを着用する必要がある時には 終わった後、よく水などで洗い頭皮を清潔に保つ事が大切です。


薄毛の治療法

薄毛の治療法と言いますかケアはまず、髪を作り出す「頭皮」を健康に そして清潔に保つ事だと言われます。頭皮を健康、清潔にする事で 強い毛根を持った健康な髪を手に入れましょう。健康な髪は ツヤがあり、弾力性に富んでいます。この様な髪を作るにはまず頭皮が 血行が良く、髪に充分栄養を供給でき、清潔な毛穴を持たなければ なりません。シャンプーなどを行う時も決して爪などを立てずに 指の腹で、マッサージをする様にし、血行を良くしていきます。 (熱すぎない蒸しタオル等も血行促進のため効果があるようです) 乾燥の際は、ドライヤーの使いすぎは避け、なるべくタオルドライだけ で乾燥させる事が理想だと言われます。 その他、髪ビタミンや食品類、薬品類などを以下に紹介します。

【髪ビタミンは?】
主にビタミンA,B2,B6,E,などがあげられていますが、A,E,などは脂溶性 ビタミンのため過剰摂取せずバランス良く摂る事が大切です。 これらは、レバーや野菜類、海藻類、Eは種実類や植物性油などに 多く含まれています。 また、髪に良いとされるミネラル類には、亜鉛やよう素、鉄分などが あげられています。

【タンパク質】
髪は前述のとおりケラチンというタンパク質で作られています。皮膚や爪 なども同じケラチンから作られます。ですから、良質のタンパク質を 摂る事も大切です。鶏卵や大豆類、鶏肉(ムネ肉がベスト)、ツナ、 白身魚類に多く含まれます。しかし、鶏卵(黄身)の食べすぎは コレステロール上昇につながりますから、1日にひとつ程に抑える 様に注意してください。

【髪に良いツボ】
ここでは、髪に良いとされる「ツボ」を紹介します。 <百会(ひゃくえ)> 脳天の真ん中です。正中線と両耳を結んだ線の交点です。 ゆっくり息をはきながら、姿勢良く両方の中指などで 適度な力で押します。(5回程) このツボは他に、肩こりや頭痛などにも良いようです。

<完骨(かんこつ)>
耳の後ろから、親指ひとつ後ろにある凹みです。ここは、耳鳴りなどにも 良いと言われます。

<湧泉(ゆうせん)>
足の裏で、第2指と第3指の間を、親指約2つ分下がった部位です。 ここは、体調を整えると言われています。

【薬など】
<ホルモン剤など>
男性ホルモンを抑制するものや、女性ホルモン剤などを使用する事が あるですが、「女性化」などの副作用もあるため、医師と良く相談 してみてください。(海外などではフィナステリドなどの内服薬もある)

<ミノキシジル>
これは本来、高血圧時の血管拡張剤でしたが、副作用として 体毛が濃くなるなどが多く見られたため頭髪用として 注目されるようになったようです。

【その他】
その他では「植毛」「増毛」「かつら」などになってきます。植毛は最近の 美容クリニックなどでは、自毛の植毛(拒絶反応防止のため)の様な外科的 療法が主流と言われ、増毛は自分の毛を生かしながら、人工の毛を用いて 行い、こちらは様々なバリエーションをチョイスできるようです。 かつらは、昔と違い自然感を出すよう工夫され、部分用と全部頭皮を 覆う2つのタイプがあると言われています。


薬&サプリメント

発毛に作用する成分には、代表的に4つに分類する事ができると言われます。

【血行促進タイプ】
・唐辛子チンキ
・センブリエキス
・ビタミンE
・ニンニクエキス
・塩化カルプロ二ウムなど

【男性ホルモン抑制タイプ】
・スピロノラクトン
・オキセンドロン
・エチニルエストラジオールなど

【毛母細胞・毛根細胞活性タイプ】
・ヒノキチオール(殺菌作用もある)
・グルコン酸クロルへキシジン
・ミノキシジル
・チクセツニンジンなど

【皮脂除去タイプ】
・カシュウ
・オドリコ草など

その他ビタミン類、ミネラル類を摂る時の注意点は

【ビタミンA】
脂溶性ビタミンであり、ウナギやレバーに多く含まれるすが 過剰摂取は、逆に脱毛を起こしたりする事もあると言われて います。

【セレン・セレ二ウム】
このミネラルは動物の成長に欠く事ができないミネラルと言われ シラスなどに含まれるようです。また、このミネラルの抗酸化作用は ビタミンEの約500倍とも言われていますが、摂りすぎはビタミンAと同様 逆効果になると言われていますので注意してください。

どの成分、ビタミン及びミネラルも少しでも疑問や不安がある場合は 近くの医師に相談するようにしてください。