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パニック障害とは パニック障害の症状 パニック障害の原因 パニック障害の予防策
パニック障害の治療法

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パニック障害とは

どんなに冷静沈着の人でも、突然の事故や衝撃をうければパニックになります。これは、生体の正常な反応です。しかし、パニック障害は危機的状況でもないのに、脳が幻の危機的状況を察知し、パニック発作をおこすといわれています。前ぶれなく、突然激しく動悸がし、息苦しく、めまいや冷や汗などを伴いやがて、手足が震えだし、このまま呼吸が止まってしまうのかと思うような、激しい恐怖感に襲われるといいます。この疾患はかつて、不安神経症、心臓神経症などといわれ、医師の診断も心身症、狭心症や自律神経失調症などと、突発症状に関連した病名があげられていました。また、この疾患の歴史は古く江戸時代の記録があるといわれます。

1980年、米国精神医学界の「精神疾患の分類と診断の手引き3版(DSM-Ⅲ)」でパニック障害という病名が初めて登場し認知され、さらに1992年にはWHOの国際疾病分類に登録されてひとつの疾患として世界的に認められました。その頃から、パニック障害の臨床研究及び薬品開発は急進展をみせ、現在では治療法もほぼ確立されてるといいます。

約100人に3~4人(3~4%)というパニック障害は決して珍しいものではありません。致命的疾患ではありませんが、早急な専門医師の診断と治療が必要です。症状が起きなくなるまでは必ず回復しますが、全快までは行動療法などを行い約2~3年ほどかかるといわれています。


パニック障害の症状

3大徴候として 「パニック発作」「予期不安」「広場恐怖」などがあげられます。

【パニック発作】
以下の症状は前ぶれなく突発的におこるといわれ、約10分ほどでピークに達し多くの場合は約30分ほどで治まるといわれています。

・激しい動悸          ・非現実感(自分自身が解らなくなるなど)
・冷や汗             ・現実に戻れないかもしれないという恐怖感   
・四肢の震え          ・しびれやうずき、ほてりなど
・呼吸器系の乱れ
・胸部痛
・吐き気及び腹部の違和感
・めまい、ふらつき

また、症状は様々な言葉で表現されるといいます。

・激しい動悸:「全身が脈をうっている感じ」「心臓をつかまれた感じ」
       「心臓が張り裂ける感じ」など

・呼吸器系: 「酸素が薄い感じ」「呼吸の仕方がわからなくなる」など

・めまい:  「血の気が引く感じ」「頭を振られたり、後ろに引っぱられる感じ」など
 ふらつき 

・腹部違和感:「胃袋をつかまれ引き上げられる感じ」など

・非現実感: 「浮遊感」「別世界にいる感じ」「もう一人の自分がいる感じ」
       「自分が誰かわからない感じ」など

【予期不安】
予期不安とは、発作の体験が一種のトラウマのようになり、再び発作が起きるのではという恐怖感のことです。発作には必ずこの予期不安があるといわれ発作の繰り返しが不安感を悪化させるという悪循環になってしまうようです。例では、

・発作自体の恐怖及び不安感
・発作と共におこる別の恐怖、不安感
 :死んでしまうのでは?     :誰の助けもないのでは?
 :何か病気なのでは?     :発症した場所からすぐ逃げられないのでは?
 :失神してしまうのでは?    :取り乱したり、嘔吐、失禁したりして醜態を
 :運転中事故をおこすのでは?  さらしていまうのでは?
 :人に迷惑をかけるのでは?

などがあげられています。

【広場恐怖】
これは、広場への恐怖というものではなく、発作を体験したひとが、すぐに助けを得られなかったり、逃げられない場所を避けるというつまり、ある場所や場面を避けるようになったり、過去に発作をおこした場所などを避けるようになる事とされています。
例えば
・公共交通機関      ・混雑した場所
・地下            ・運転中の高速道路
・美容室や歯医者

などといわれます。


パニック障害の原因

残念らまだ詳しくは解明さていないようです。しかし、最近の研究で二酸化炭素や乳酸が原因で発作を起こしやすいといわれたり、脳内の神経伝達物質である「セロトニン」「ノルアドレナリン」などのバランスが崩れる事により発症するといわれたりしています。ですから、脳内物質のため内科などで循環器系や呼吸器系などの検査をしても異常は見当たらない場合が多いようです。また性格や環境及びストレスなどの心因的要素も関係して発症する場合もありますが詳しくは解明されていないとされています。多くの専門家は先の「脳内神経伝達物質のバランスの崩れ」を指摘しており、治療は薬物療法で、崩れた神経伝達物質のバランスを調整していく事が有効だといわれます。


パニック障害の予防法

・正しい生活及び食習慣
・上手なストレスの発散
・健康維持(風邪などは発作をおきやすくするといわれます)
・カフェイン類などの過剰摂取(刺激物は不安発作をおこしやすいといわれます)

などです。


パニック障害の治療法

治療法としては、心療内科などで発作を抑える薬を処方してもらったりできますが人によっては長期間、予期不安などの問題を抱えてしまったり、広場恐怖などの症状の症状によるパニック障害が発症してしまい、二次的ではありますが、うつ状態になってしまう人もいるようです。

この疾患は、初期の正しい治療がなければ慢性化するといわれ、ご自分にあった薬をお医者さんと相談のうえ使用していくのが良いとされます。

さらに、薬物療法と共に行動療法も欠かせません。単独での外出や混雑地へ赴くなどご自分のペースを保ち、少しずつ行動し恐怖及び不安感を断ち切っていきます。

また、信頼している人などの力を借り、できそうな事から少しずつ行動しもとの生活に戻れるようこころがけましょう。

パニック障害とされ、約1~2年以上の人は全快まで約2~3年と時間を要する事もあるようで、なるべく毎日行動療法を行う事が大切といわれています。