過敏性腸症候群のいろは

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過敏性腸症候群とは 過敏性腸症候群の種類 過敏性腸症候群の原因 過敏性腸症候群の予防策
過敏性腸症候群の治療法

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過敏性腸症候群とは

過敏性腸症候群は、自律神経失調症の一種と考えられています。 ストレス社会での心因的要素が原因だといわれ、主に大腸の 運動、分泌機能の異常でおきる疾患の総称です。 X線の検査などをしても腫瘍などは発見されないのですが 腹痛と共に便秘、下痢を繰り返します。 以前は、慢性大腸炎とよばれていましたが、大腸自体には 炎症がみとめられず、大腸の機能、また最近では小腸も 関わるといわれ、過敏性腸症候群とよばれるようになりました。


過敏性腸症候群の種類

【下痢型(神経性下痢)】
重度の腹痛の後に下痢がおきる。起床後すぐ及び朝食後、出掛け、移動中になど 頻繁に便意をもよおす特徴がある。下痢症状(軟便、水様便)が長期に及んで いるのに、衰弱せず、やせてこないタイプもいる。

【便秘型(痙攣性便秘)】
腹痛と共に、排便時にウサギの糞のような便が出て、水に浮かぶ。 便意はあるのに排出できないという感じが多い。

【交代型】
腹部不快感と共に下痢が数日、治まったやさきに今度は 痙攣性便秘が数日間という2つの繰り返し。

【分泌型】
多量の粘液が激しい腹痛に伴い排出される。

これらの他には、食欲不振及び腹部の張り、ガス、吐き気、頭痛なども 共にあらわれることがあるといわれています。 また、休日や余暇を楽しんでいる時はあまり発症せず、やはり仕事などで ストレスを感じる時に、多く発症するようです。


過敏性腸症候群の原因

何よりの原因は、社会性生活における「ストレス」だといわれています。 それにより、内臓機能をコントロールする自律神経系が乱れたり 不安感、はげしい感情の起伏などがおこり過敏性腸症候群は発症します。 現代社会でこのストレスを感じぬ人は皆無と言われ、上手く解消できず 自分の中に蓄積してしまうと自律機能が崩され、排便のメカニズムが くるってしまうのです。 よく「腹の虫がおさまらない」などとか言いますように胃腸は感情の 起伏やストレスに左右されやすく「心の鏡」などともいわれるようです。 この疾患にかかりやすいタイプは、デリケートで多少神経質な人の方が なりやすく、特に20代の女性や30~40代の働き盛りの人たちに多く みられるといわれています。また、環境の変化や食生活の不摂生、 過労、冷えなども原因とされますので、注意が必要です。


過敏性腸症候群の予防策

第一は、やはりストレスをうまく解消することをこころがけることでしょう。 ストレス、不安感などの問題点を明確にし、それを徐々に解決していくことが 重要だといわれています。また自己管理を徹底し、起床後など同じ時間に トイレに行く習慣をつけたり、大酒をせずに、抗ストレスのために ビタミンやミネラル類、腸のためには食物繊維などを充分に摂取 することも大切なことでしょう。


過敏性腸症候群の治療法

病院では診断の際、問診や性格及び心理テスト、さらに他の疾患の 有無を調べるための検査を行います。 過敏性腸症候群の治療は、医師との信頼関係が重要とされ、 患者さんの生活背景を明らかにし、ゆっくり共に治療を進めます。 主な治療法は、日頃の生活習慣の改善を指導したり、薬物、メンタル的 療法を組み合わせて行われるようです。

【生活リズム改善】
健康的な食習慣、軽いエクササイズ、快眠などに気をつけ 生活に良いリズムをつけます。また、便意が感じなくても 毎日同時間(食後、起床後など)にトイレに行く習慣を つけることも大切です。 ストレスにはスポーツや、自分の好きな趣味などをみつけ 上手く解消することをこころがけてください。

【食生活】
下痢には低脂肪で消化の良いもの、便秘にはやはり食物繊維です。 しかし、この疾患は下痢、便秘を繰り返してしまうことが多いので 今の症状を悪化させることなく、バランスの良い食生活が大事です。

【薬は?】
薬は症状の緩和には有効です。しかし生活習慣の改善や心療的治療の サポート的方法とされ、根本の治療法ではないといわれますが 軽度では整腸薬などを使用したり、ひどい下痢の時は下痢止めを 使用したりします。 便秘が続いた時は、浣腸や弱い下剤などを要することもありますが アロエ・センナなどの刺激性がある薬は、長期間の使用により 腸粘膜を傷付け、炎症を引き起こしたり、使用の習慣化の恐れ があるので要注意です。いずれにせよ、徐々に薬を減らしていき 自分の排便リズムを取り戻すことが重要です。 神経的療法では、抗うつ剤や抗不安剤が有効な場合もあります。 またこの疾患の多くの症状は漢方薬が有効な場合が 多々ありますので、医師とよく相談してみてください。

【心療的アプローチ】
これは、専門医のカウンセリングの他、交流分析(精神分析を発展させたもの) や行動・家族療法などがあり医師との充分な信頼関係を前提で行います。 ですから、回を追っても気が合わないとか納得がいかなければ医師を かえてみるのもひとつの方法でしょう。

この疾患をもっていると、外出や外食などが不安になるといいます。 しかし、手術を要したり、大腸ガンに発展するものでもないといわれ てますから、少しずつ乗り物に乗ったりしながら「自信」をとりもど すようにしていきましょう。