帯状疱疹のいろは

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帯状疱疹とは 帯状疱疹の症状 帯状疱疹の合併症 帯状疱疹の原因
帯状疱疹の予防策 帯状疱疹の治療法

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帯状疱疹とは

帯状疱疹は、水ぼうそうなどのヘルペスウイルスによる神経症状で、疲れや風邪、加齢などで抵抗力が落ちた時に、神経や神経節などに潜んでいたウイルスが再活動を始め、神経を伝わって皮膚に現れます。

帯状疱疹の症状は、赤い発疹や水ぶくれが神経に沿って帯状に現れます。特に胸から背中、おなかなどによくみられ、他に顔や頭、手、足にも出ますが、一度に2カ所以上の部位にできることはほとんどありません。皮膚症状とともに、あるいは皮膚症状より先に痛みを生じますが、ときには、皮膚症状が治ってもしつこい神経痛が残ることがあります。


帯状疱疹の症状

最初の症状は、ほとんどが身体の帯状に走る「痛み」です。
まず身体の左右どちらか一方にチクチクするような痛みが起こり、しばらくするとその部分にブツブツと赤い発疹ができ、やがて水ぶくれになっていきます。それが濁って黄色くなったあと黒褐色のかさぶたに、という経過をたどります。
かさぶたが取れて治っていきますが、ひどい時は潰瘍になることも。
痛みが始まってから水ぶくれが治るまでの間は、通常、3週間から1ヵ月ほどですが、たまに「帯状疱疹後神経痛」といって、皮膚症状がなくなった後でも痛みが残る場合があるので要注意です。


帯状疱疹の合併症

帯状疱疹の合併症には、発症部位によりいくつかの合併症を伴う場合が見られます。

首やあごから肩にかけて出る帯状疱疹は、同じ側の顔面神経麻痺、味覚障害、内耳障害を伴います。この帯状疱疹では知覚神経が侵されますが、まれに炎症がひどくて脊髄の前角にまで及ぶと、運動麻痺が起こります。
おでこから鼻にかけて発疹が出た場合は、眼球に合併症を起こして視力障害になりやすいので、眼科の受診が必要となります。
腹部の帯状疱疹では、腹筋の麻痺により同側の腹部が膨隆することがあり、便秘を伴うことがあります。 仙骨部の帯状疱疹、すなわち外陰部領域の帯状疱疹では膀胱直腸障害がみられ、尿閉が起こることがあります。

●帯状疱疹後神経痛
帯状疱疹は、一般的には皮膚症状とともに強い痛みを伴いますが、数週間で皮膚症状が治り、良好な疾患といえます。しかし、人によってはいつまでも痛みが消えずに、初めとは違った性状の痛みへ変化していく「帯状疱疹後神経痛」へ移行します。
移行する要因としては、高齢、痛みが激しい、皮疹が重症、知覚障害が強い、免疫力が低下していることなどがあげられます。

なお、50代の患者の場合は、糖尿病や癌などの合併症が発見されることがあるので、全身検査をする必要があります。


帯状疱疹の原因

子どもの頃によくかかる病気の一つが水ぼうそう(水痘)です。これはVaricella-Zosterウイルスというヘルペスウイルスが引き起こす病気で、一度発症して治ってしまうと、免疫が出来て一生感染しません。
ところが、そのときのヘルペスウイルスは死んでしまったのでなく、長い間身体の中の神経節に潜伏していて、風邪や加齢などで抵抗力が弱くなったときに再び活動を始めることがあります。これが皮膚の病気「帯状疱疹」です。
ただし、子どもの頃に水ぼうそうにかかったといっても必ずしも帯状疱疹になるわけではなく、10人に1~2人が発症するといわれています。


帯状疱疹の予防策

帯状疱疹は、風邪などの病気、疲労、ストレス、加齢などで身体の抵抗力が落ち、身体の神経節にひっそりと潜伏していたウイルスが活動し始めることで起こります。

帯状疱疹の発症を完全に予防する方法はありませんが、日ごろから栄養と睡眠を充分に摂り、疲れをためず適度に運動を行うなど、身体の体力や抵抗力を低下させないことが大切です。


帯状疱疹の治療法

帯状疱疹の治療には、一般に原因を取り除くために抗ウイルス剤が、対症療法として消炎鎮痛剤が処方されます。

抗ウイルス剤は、ウイルスの増殖を防ぎ、皮膚症状や痛みを抑えるためのもので、飲み薬や塗り薬、点滴などがあります。神経がまだ破壊されていない初期の段階で使用すれば、症状の悪化を防ぎ、皮膚や神経のダメージを軽くすることができ、合併症といえる帯状疱疹後神経痛の予防が期待できます。

また、痛みがひどい場合は、麻酔科などで神経ブロックを行って痛みを止める治療法が有効です。痛みが強くて食事がとれない場合には、点滴などによって栄養を補給する必要があります。

このほか、神経の再生に必要なビタミン薬なども使うことがありますが、とにかく入院して安静にして、ゆっくり身体を休ませることが大切です。