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不妊症とは 不妊症の原因 不妊症の治療 不妊の自己ケア 不妊と食事

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不妊症とは

日本では特に避妊をせず、普通の夫婦生活を2年続けても妊娠しない場合を不妊症と定義しています。ただし、世界的には1年経っても妊娠しない場合を不妊症とするのが一般的です。

一方、妊娠はするのだけれどもいつも流産してしまい、恵まれないという場合を不育症(習慣性流産)といいます。原因はさまざまで、まず原因を究明することが治療の第一歩となります。

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不妊症の原因

不妊症は、その原因が男女のおよそ半々にあるといえます。

女性側の原因としては、まず女性ホルモンの分泌異常が挙げられます。女性ホルモン は脳から出る命令ホルモンにより卵巣で分泌されますが、このメカニズムは複雑なも ので、何らかの不具合により分泌異常が起きる場合があります。 たとえば、視床下部や下垂体に異常が発生すると排卵がなかったり起こりにくかった りする「排卵障害」と、排卵はあっても黄体ホルモンの分泌に異常が生じる「黄体機 能不全」が、女性ホルモン分泌異常による不妊の主な原因です。 他に、最近増えている子宮筋腫や、性感染症や子宮内膜症による卵管の通過障害など が不妊の原因となります。

男性側が原因の不妊は、その大半が精子に問題があるといえます。つまり、精子の数 が少ない、精子が作られないといった障害です。 WHO(世界保健機構)は正常な精子の数を1cc中に2000万匹以上としていますが、精子の 減少や精液量の不足は、風邪などによる発熱、白血球上昇、ビタミン不足、二日酔 い、服薬、睡眠不足、ストレス、疲労などによっても起きるため、一度の検査だけで 診断を下すのは危険といえます。


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不妊症の治療


不妊症には上記の原因が単独または複数存在する可能性があり、その治療はまず始めに患者さん固有の原因を突き止めることからスタートします。

西洋医学における不妊症の治療

通常、最初に内診から始まるすべての外来レベルの検査を施行し、その後治療を開始しますが、どれか一つでも検査に不足があると治療が進まなくなるため注意が必要です。

たとえば、排卵障害を治しても卵管が両方とも詰まっていたら妊娠しませんし、子宮内膜症をいくら治しても精子がいなければ当然妊娠しません。なかなか妊娠しない患者さんは何か検査に不足がないか、主治医に確認してみる必要があります。

排卵障害には、排卵誘発剤やホルモン療法が代表的な治療法で、黄体機能不全による場合はその治療をします。

子宮筋腫は筋腫核出術、子宮内膜症では、薬物療法、手術、体外受精、胚移植などが一般的です。その他卵管因子には通水法、卵管形成術、体外受精、胚移植などを行います。

一方の男性因子の場合は、ホルモン療法、ビタミン剤、漢方、手術、人工授精、体外受精、胚移植、顕微授精などを実施します。

ホルモン療法:
生理に関わるホルモン分泌の異常(過多、過少、無分泌)に対して、様々なホルモン製剤を直接投入する対症療法です。ただし、この方法はホルモン分泌異常の根本的原因を直接解決できないケースが多く、副作用も伴いますので、専門家のアドバイスに従い、自己責任の下で慎重に受けるようお勧めします。

ビタミン剤療法:
ビタミンEの抗酸化作用を利用し、末梢の毛細血管を拡張させて血液の循環をよくし、血行不良による排卵障害の改善を図る療法です。


東洋医学における不妊症の治療

漢方薬療法:
不妊症の治療に、東洋医学に基づく漢方療法は大きな役割を果たしています。漢方による治療は血液、エネルギーの調節という二つ側面を主眼としています。血液はホルモン運搬の主役で、血液の量の不足(血虚)、血液質が悪い(血汚)、或いは血管の働きが弱い(血お)場合、ホルモンの運搬がうまくいかず、不妊が起こる直接的或いは間接的な原因になる場合が多いです。

このため、質のよい血液を増やしたり、血液をさらさらにしたり、血液の通路である血管の働きを改善したり、血液を浄化する肝機能を強化したりする、いわゆる補血・活血ための漢方薬治療が多く利用されます。一方、体内のエネルギー産生が不足となる(気虚)場合、元気で正常な細胞を作れず、ホルモン分泌量の不足、内臓や血液がうまく機能しないことにより、不妊症が起こるケースもよくありますので、「気滞」、「気虚」を改善するための漢方薬も併用されることが多いです。

ただし、血液とエネルギーの調節はあくまでも不妊症の一部の成因のみ有効ですので、効果的に服用するためには、必ず信頼できる漢方専門家へ相談ください。

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不妊症の自己ケア

自分の力で不妊症の改善と解消を図る場合、以下の方法はご参考になります。

腹式呼吸法

腹式呼吸法は人体自身の自然治癒力の向上を主眼するもので、以下の側面で不妊に対する解消或いは改善効果が期待できます。

■自律神経のバランスの調整
腹式呼吸の意識的なリズム運動によってセロトニン神経の分泌が促進され、不妊の間接的原因となるストレスの解消につながります。そして、自律神経の中枢である視床下部の働きが正常になれば、下垂体に対する放出ホルモン、下垂体から卵巣に対する卵胞刺激ホルモン・黄体形成ホルモン、卵巣で産生される卵巣ホルモン、黄体ホルモンなど一連の内分泌プロセスにプラスの影響を及ぼす効果が期待できます。

■血液循環の改善
自律神経のバランス調整により、自律神経によってコントロールされている血管の平滑筋の動きが正常になります。そして、深く長い腹式呼吸によって大量の酸素が血液と取り込まれ、血液中の余分な脂質が分解されます。これによって血流が改善され、ホルモンや栄養素の運搬が改善されます。

■エネルギーの補足
腹式呼吸によって大量酸素が体内の隅々に取り込まれ、細胞のリモデリング(新陳代謝)に必要なエネルギー源が確保されます。同時に体内に脂質代謝が起こり、普段の糖質代謝から得られない大量のエネルギーを確保でき、元気な細胞が作られ、普段病んでいる器官組織の修復やホルモン分泌の正常化に大きな影響を及ぼします。

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※ 人によって不妊症の成因や体質などが異なりますので、自己責任の下でご利用ください。

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不妊と食事

栄養価が高いと逆に妊娠を妨げる部分があるということは事実でしょう。特に過剰な カロリー摂取は糖代謝、脂肪代謝に影響を与えますし、それがホルモンバランスを崩 すことになりうるということです。

50年前の出生率は約4.5人と、現在の3倍以上というデータがあり、これには食 べるものの内容が関わっていると考えられます。 当時の代表的な食事は、蒸したサツマイモか玄米ごはんか麦飯、すいとん、白菜のつ けもの、干した魚の焼いたもの、菜っ葉のおひたしといったもので、脂肪の多い高カ ロリー食品を口にすることはほとんどなかったようです。 もちろん50年前の食事に戻す必要性はありませんが、ホルモンバランスの調整の意 味でも食事内容を今一度見直してみる必要性はあるかと思います。

食事でもう1つ考えられる事は食品添加物や過酸化脂質の部分です。当然、50年前 の食事にはそんなものは入っていません。しかし今、我々が口にしているものは生で 食べる以外、ほとんど食品添加物が入っている状態です。少しなら影響がないものも 何年も食べていれば多少の影響が出てくるのも当然かと考えられます。ましてや卵細 胞や精子細胞は体の中でも最も活発に細胞分裂を行なっているところであり、食品添 加物の影響を受けやすいと言うのは想像にたやすいことです。

こうしたことから、不妊症には食品添加物を極力避けた、抗酸化物質の豊富な野菜中 心の食事が望まれ、そんな食生活により他の症状などの改善も期待できるわけです。


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