便秘の種類
便ができる過程や排便の仕組みに障害があって起きる便秘を「機能的便秘」といいます。慢性便秘と急性便秘があり、一般的な便秘といった場合は、この慢性便秘のことをいいます。
慢性便秘は習慣性便秘ともいえ、その原因により弛緩性便秘、直腸性便秘、ケイレン性便秘などに分けられます。
急性便秘は、身体や環境の一時的な状態に影響されて起こるもので、主な原因として、旅行などに出かけたとき、強いストレスを受けたとき、水分の不足、食物繊維の不足などが考えられます。
一方、腸そのものの病変によって起こる便秘を「器質的便秘」といい、先天的な疾患の他に、腸にできた腫瘍、炎症、閉塞などにより便の通りが悪くなって生じます。
●弛緩性便秘
便秘の大半を占めます。大腸の緊張が緩んでいて、蠕動運動や筋力が低下し、便意を感じなくなっています。高齢の方、虚弱体質の方、内臓下垂の方、お産回数が多い女性、病後で体力が低下した場合などに起こりやすいといえます。
●直腸性便秘
便が直腸に達しても便意が起きず、蠕動運動が始まらないといった、排便の反射が弱くなっている場合をいいます。排便を我慢をしたり、浣腸の乱用などで神経が鈍くなったりすると生じます。太くて硬い便が特徴で、無理な排便により切れ痔を起こすことがあります。
●痙攣性便秘
大腸の運動が引きつったようになり、便の通りが悪くなる便秘です。下剤の乱用、精神的ストレス、過敏性大腸炎、自律神経失調症などが原因です。便意そのものはあるものの、お腹が鳴ったり張ったりして、腹痛や排便困難などを伴います。ウサギのフンようにコロコロした細い便が特徴です。
|