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適応障害とは 適応障害の種類 適応障害の症状 適応障害の原因
適応障害の予防策 適応障害の治療法

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適応障害とは

適応障害とは、社会環境やある出来事などに対して上手に適応できず 精神面や行動面に支障をきたす障害です。 何かとストレスが多いこの現代社会。転勤、転職や転校など新しい環境に 変わった場合、誰しもが多少なりともストレスを感じる事と思います。 また、環境が変わらなくとも、誰しもが少なからず ストレスを抱えていると言われています。このストレスが強くかかると 平常心を保つことは困難ですが、適応障害では憂うつな感じや不安感などが 前面に出て、自分を見失ってしまう事もあるようです。 社会面では適応障害からの出社拒否症になったり、登校拒否などになったり 対人関係でのトラブルなどというような事がみられます。この診断基準は 明白なストレス因子により確認でき約3ヶ月以内に症状がでると言う様な事 です。詳細は、アメリカ精神医学会分類(DSM-IV)によりますと

・ストレスになる事から約3ヶ月以内に精神、行動面などに障害がでる。
・ストレスを感じると思っていた以上に強く悩んでしまう。
・社会生活や学校生活などに障害がでる。
・ストレスが原因ではあるが他の障害(不安、感情障害など)が起因因子ではない。
・死に別れなどが原因ではない。
・原因ストレスが解消されれば、約半年以内に症状は消える。

などがあげられますが、「適応障害」という言葉自体にも曖昧さが含まれる とも言われていて、極度の不安や恐怖に悩む「不安障害」やうつ病のようで 社会、日常生活においての障害がみられるのに、どちらの診断基準も 満たしていない場合に、適応障害とされるようです。


適応障害の種類

適応障害の種類としては以下のように分けられています。

【不安感などを伴う症状】
不安感や心配、極度の神経質やイライラ感などが強い タイプだと言われています。

【抑うつ感を伴う症状】
最も多くみる症状だとされています。抑うつ感や涙もろく なったり、絶望感などが強いタイプだと言われます。

【行動の障害を伴う症状】
異常な行動や人への人権侵害、社会的ルールなどに対する 違法行為などがみられるタイプだといわれています。

【混合症状】
不安感、抑うつ感などと行動の障害が両方でるタイプだと 言われてます。

【身体的苦痛を訴える症状】
倦怠感や頭痛、腰痛、睡眠障害などが強いタイプだと 言われています。

【その他の症状】
これら以外の症状としては、社会的ひきこもりを伴う症状や 特定が不可能な症状もあると言われています。


適応障害の症状

精神科を受診される方の約10%にみられ、思春期、青年期の女性に より多くみられるという適応障害の症状は、「抑うつ感を伴う症状」 「不安感を伴う症状」「両方伴う混合型症状」「行動障害を伴う症状」 などがあげられています。

【抑うつ感を伴う症状】
最も多くみる症状だとされています。抑うつ感や涙もろく なったり、絶望感などが強く、憂うつ感、劣等感、 悲観的考えや自責感などが表れ、何をしていても楽しめず 思考力、判断力なども低下すると言われています。

【不安感を伴う症状】
不安感や無用な心配をしたり、極度の神経質やイライラ感 などが強く、学校や職場などを続けられないというような 危機感やあせりなどが症状としてあげられています。

【行動障害を伴う症状】
イライラ感などが強く、人と会う事が嫌になってしまい 脱力、無気力感が強くでます。また、普段の自分では しないような行動、突然の暴力及び破壊行為や他人の人権 を侵害するような事などモラルに反する症状などが症状を みると言われています。
また、人と会う事が嫌になる事から引きこもりになり そのまま、うつへと移行してしまったり、アルコール やギャンブルなどの依存症へと移行する事もあると言われる ため注意が必要です。

【身体的問題症状】
食欲不振や全身の倦怠感、睡眠障害、頭痛から肩こり、腰痛 などと様々な症状がみられます。

多くの場合、ストレス因子さえ取り除けば解決すると言われていますが 半年以上にわたって、慢性化してしまう事もあるようです。


適応障害の原因

適応障害の原因は、なんと言っても「ストレス」でしょう。 「ストレス」とは、カナダの生理学者であるハンス セリエと いう人が1936年にイギリスの雑誌「ネイチャー」誌にを発表 した事から世界的に注目されました。 現代社会では、ストレスを感じずに生活する事は、ほぼ不可能 に近く環境の変化、転勤及び転職や転校、対人関係や人との別れ などやその他、仕事自体の悩みや育児と家事の両立などストレスと なる因子をあげたらきりがありません。 たいていの人はこれらに対し、様々な工夫をし対応していくようですが 同じ状況下においても、ストレスの感じ方は各々で異なり ストレスに弱いデリケートな人や傷つきやすいセンシティブな人など は上手くストレスに対応できない事もあるようで、ストレス過多に なりやすく精神的、肉体的に問題が生じ社会環境に適応できなくなって しまう事もあると言われています。 またこの他では、人格的障害などや他の疾患などを持っているとより 障害がでやすいとも言われています。


適応障害の予防策

日常生活においては、やはり原因である「ストレス」を ためない事でしょう。適度なスポーツで汗をかいたり 気の合う仲間や共通の趣味を持つ友人達と遊びにでかけ たりする事も良いでしょう。 環境の変化などは、少なからずとも気力を使うものです。 ですから日頃のストレスをため過ぎず工夫をしてみましょう。 日本では「笑う門には福来る」と昔から言われていますが 健康維持にも笑う事がとても大切だと言われます。 お酒も適度であれば、人間関係を円滑にしてくれますし 笑いにも貢献してくれる事でしょう。しかし、酩酊する まで呑んでは逆効果で、人間関係を乱す事にもなりかね ませんのでくれぐれもご注意を!


適応障害の治療法

適応障害の治療法は、カウンセリングや薬物療法が主とされます。

【カウンセリング・セラピーなど】
適応障害の原因となっている、ストレスの元を解消及び軽減していく 事だと言われます。本人の背景や見方・考え方を踏まえたうえで 環境を適応しやすいように整理したり 混乱した心理面などを整えていくというような事が行われると言われます。 また「心のエネルギー」を元通りにするため、休職や休学などをすすめ られる事もあると聞きますが、本人のプライドを傷つけずにすすめる事が 大切だと言われています。
また、社会復帰の心理的援助も行ってくれるようです。 日常生活では、冷静な視点から物事を判断したりする事や、1人でも良いので 心を打ち明けられる人を持つようにし、悩みを1人で抱えない事がポイントです。 過剰な自己否定はせずに、冷静に自分を見る事も大切だと言われます。 セラピーなどでは、同じ悩みを持った人同士で行う「グループセラピー」なども 効果的のようです。 通常は、約半年で回復するとされています。

【薬物療法】
症状が、カウンセリングなどで改善されなければ、薬物療法を行う事もあります。 適応症状自体の薬物療法ではなく、不安感やうつ症状の改善のために用いられ ると言います。 不安感には抗不安剤などを用い、うつの場合は抗うつ剤などその症状に適切な 薬を用いて症状の改善を図ると言われています。 薬はくれぐれも自己判断で使用せず、医師の指示に従う様にしてください。

【その他】
「自助グループ」などもグループセラピーと同じように大変有効と言われています。